上近江二丁目環境衛生

新潟市中央区上近江二丁目の緑化・環境美化を目指します

福翁自伝より少々抜粋

鋸鑢に驚く 金物細工をするに鑢は第一の道具で、これも手製に作って、その製作にはずいぶん苦心していたところが、その後、年経て私が江戸に来てまず大いに驚いたことがある、と申すは、ただの鑢は鋼鉄をこうしてこうやればわたしの手にもオシオシ出来るが、鋸鑢ばかりは六かしい。ソコデ江戸に這入った時、今思えば芝の田町、所も覚えている、江戸に這入って往来の右側の家で、小僧が鋸の鑢の目を叩いている。皮を鑢の下に敷いて鏨で刻んで颯々と出来る様子だから、私は立ち留まってこれを見て、「さてさて大都会なるかな、途方もないことが出来るもの哉…後略

などと、長い引用。別に意味はないです。鋸の刃が切れなくなると、江戸時代もたぶん昭和後半でも、専用の鑢をかけていたんですね。わが家の鎌が昨年使いすぎたせいで、全然切れなくなってしまい、雑草がはびこる緑地帯で悪戦苦闘と、ここ数日歎きっぱなしだったが、今日、入院中の母にナイトキャップの予備を届けようと近所の100円ショップに買い物に出かけたさい「そういえばここで一昨年、鎌を購入したっけ」と思いだし、園芸コーナー覗くと大きくて立派な鎌がやっぱり100円(税抜き)で売っていた。

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というより2年前にはもっとちっちゃなサイズしかなかったのに、普通の鎌でギザギザついてるんで、嬉しくなって購入。2年前ブログで小さな鎌が100円だった。

福沢先生と違い、専用ヤスリをもっていない近頃のわたしたちです、100円で買って、使い捨てだわね。雨が降らず日曜日、少しずつ草刈り続けてますが。

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100円と思えば使い捨て感覚です