ピンセットだ
昼食後、母から「今日は買い物はいいや」といわれ、時間が空いたので自転車で近所の散歩。明るい秋の空の下、気温もちょうどよい小春日和。裏道に入ったら市民菜園みたいな広い空間。収穫中のご夫妻もいれば草取りしているじいさんとか。
その爺さん、雑草をピンセットで取っていた。わあ、わたしそこまで考えなかった、草抜きのフォーク使ってたんだが、小さい雑草だとすり抜けてしまい、結局手作業みたいな残念な日々だったのでピンセット爺さん見て「これだ、これで解結」と、自転車ごと飛びあがりました。
その発想はなかったな、たぶん普通に園芸している人だと「大きな雑草は鎌、小さいとフォーク、もっと小さいとピンセット」みたいに条件反射なんだろうが、わたしもうじき古希って年齢で、ピンセットの新たな使用法を知りました。
でもって、自転車でそのままホームセンターコメリへ向かい、ピンセットを探す。文房具かな？と思ったんだがそちらにはなく、メンテナンスの機材関連あたりで見つける。大小、先が真っ直ぐだったり傾いてたり。でもねちょっと華奢にみえて、首を傾げた「こんなんじゃあっという間に曲がったり錆びたりしないかな」
毛抜きとか、骨取りとか、もうすこし丈夫そうなピンセット見てみようかとホームセンター内で見て回ったが、丈夫そうなのは抜く部分が刃になっていて、雑草の根っ子が残ってしまう。うーむ困った…となって、じゃあもうちょっと向こうのプロショップ「ムサシプロ」へ足を延ばし、うろうろしていて見つけちゃいました。
「先曲ロングノーズフライヤー145ｍｍ」中国製アークランドサカモトが輸入販売。バネが入り力が入りそう、耐久性もありそう。大工さんなどが使うのかもだが、園芸にもすぐ使えそうと、2本購入。1本538円とリーズナブルなのなお良し。
帰宅し自宅前で雑草抜き作業してみる。わあ根っ子まで抜けいい感じ、土にぐいと差し込みスイと引き抜くだけで簡単。とても良い買い物だったと思います。ピンセット爺さん、ありがとう。ただし、これでどれほど雑草取れるかって長い時間かけてほんのひと区画だろう、そんなんでいいのかな。
